2016-11-10

11/10にお母さんが亡くなった。

 

会社のお昼休みの時間にお父さんから「お母さんが危篤状態です」とLINEがきて、上司に事情を話し早退した。

 

14:30くらいに実家に着くと、お母さんは肩で息をしてる状態で、本当に苦しそうだった。

 

お母さんの手を握ると何度か握り返してくれて嬉しかった。

「お母さん大好きだよ。」と言うと、聞こえなかったみたいで「え?」と言われた。

その後に「わたしは大丈夫だからね。」と言うと「わかった」と言われた。

もう一回「お母さん大好きだよ。」と言うと今度はうなずいてくれた。

 

16:00になると看護師さんがきて手当をしてくれた。

 

看護師さんが帰ってから、お父さんはリビングで休憩していて、わたしは1人でお母さんの部屋に行き、また手を握った。

 

お母さんは医療用の麻薬を飲んで眠ったみたいだった。
定期的に肩が揺れて、生きてることに安心した。
16:20頃、お母さんの名前を呼ぶと二回小さく息を吐き、肩の揺れが止まった。

 

それがお母さんの最期だった。

 

耳は最期まで聴こえるとよく言われてるけど、お母さんが最期に聞いたのはわたしの声だったのかな。だといいなぁ。

 

以前お母さんに「みかちゃんの誕生日までは頑張ろうと思った」と言われたけど、本当にわたしの誕生日(10/19)が過ぎたあたりから急激に体調が悪くなったり、息をひきとる瞬間を見たのは家族でわたしだけだったり、お母さんはわたしをものすごく愛してくれたんだなと思った。


6月の中旬に入院してた時、かなり危険な状態で「お母さん、もう長くないからね」って本人も言ってたけど、そこから5ヶ月間甘ったれなわたしの心の準備が出来るまで待っててくれてたんだろうなぁ。

 

ちゃんと「大好きだよ」と「大丈夫だよ」を言えたので悔いはないです。

 

57年と8ヶ月本当にお疲れ様でした。

 

おしゃれが好きでアクティブなお母さんが、寝たきりの闘病生活送るのはきっとつらかっただろうけど、もう今はすべての苦しみから解放されて天国で楽しくやってるんだろうなぁ。何十年か後に再会して思い出話たくさんするの楽しみ。

 

お母さんは優しくて強くて可愛い人でした。

 

お母さんの子供に生まれてこれて幸せです。

 

こんなに穏やかな気持ちでお母さんの死を受け入れられるなんて自分でも驚いてる。